自分に合った求人の探し方

自分の希望を明確にする
助産師の求人を探す際、まずは自分の希望や状況を整理することが大切です。例えば、助産師としての経験が浅く分娩介助の経験を積みたいと考えているなら、正常分娩数が多い病院の求人を探すといいでしょう。加えて、未経験OKで教育体制が整っているかどうかも重要です。状態の判断や分娩介助のスキルにある程度自信があり、さらなるステップアップを望む場合は産科専門の病院やクリニック、院内助産院のある施設、経験者優遇などの条件から探すことになります。様々な症例やハイリスク分娩、緊急対応などの難しい場面で力を発揮したい人は、緊急受け入れ対応がある大学病院や総合・地域周産期母子医療センターなどが候補になるでしょう。
母親・両親学級や産後ケアに興味がある場合は、助産師外来や院内助産院を設けている病院、産科専門の施設、分娩や育児の方針に独自性のある個人の助産院などがおすすめです。分娩の有無にこだわらず、働きやすい環境を求めている場合は、日勤のみやパート・アルバイトでの働き方が候補になります。分娩を行っていない施設や不妊治療がメインの施設、地域の保健所・保健センターなどが勤務先として適しているでしょう。
求人を探す方法
実際に求人を探す方法についてですが、マイペースに進めたい人は直接応募することをおすすめします。気になる施設のホームページをチェックして、自分で応募しましょう。ホームページの見やすさが働きやすさに直結するわけではありませんが、職場の方針や分娩の内容、全体の雰囲気を確認するためにも必ずチェックしてください。また、直接応募することでこちら側の熱意を強くアピールできます。メールか電話でのやり取りになりますが、丁寧な受け答えを心がけましょう。
働きながら転職活動をする場合は、時間が限られます。そこで利用をおすすめしたいのが、転職エージェントです。看護職向けの転職エージェントを利用することで、細かい条件にもマッチする求人を効率的に見つけられます。求人数やサービス内容は転職エージェントごとに異なりますが、条件交渉や提出書類の添削、面接の日程調整など様々なサポートが用意されています。1点注意すべきなのは、転職エージェントは採用が決まって初めて報酬を得られるので、多少強引に求人を紹介される可能性があることです。転職エージェントを利用する際は、事前に自分の希望をしっかり伝えておきましょう。仮に、条件に合わない求人が紹介された場合は、きちんと断る必要があります。このやり取りさえ問題なければ、転職エージェントは非常に心強い存在です。