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すでに看護師として働いている人が助産師を目指す場合

看護師として働きながら目指せるのか

看護師として働きながら目指せるのか

目指すことは可能

すでに看護師として働きながら、助産師になりたいと考えている人もいるでしょう。看護師として働きながら助産師になれるのかどうか、結論からいえば可能です。例えば、看護師と助産師の国家試験を同時期に受験したが、助産師の方に落ちてしまった場合、すでに教育課程はクリアしているので翌年の受験に備えて勉強をすれば大丈夫です。パートで看護師の仕事をしながら、空いている時間を使って勉強をするのもいいでしょう。働きながらの方が、モチベーションを維持できるかもしれません。

働きながら目指す方法

看護師として就業し、働いている中で助産師の仕事に興味を持ち、資格の取得を目指すケースではどうでしょうか。この場合は、養成学校に通って教育課程をクリアしなければなりません。筆記試験に向けた知識の学習だけでなく、病院や助産院での臨地実習が必要になります。通信などですべての教育課程を修了することはできないので、スケジュールが厳しくなります。そのため、夜勤専従などで働きながら、空いた時間を活用して学ぶことになるでしょう。
あるいは、勤務先の資格取得支援制度を活用してください。給与を得ながら最小限の負担で助産師資格の取得を目指すことができます。助産師の資格取得支援制度がある職場では、通学を出張扱いにしてもらえます。これまでと同じペースで看護師として働くことはできませんが、生活の基盤が安定しているというのは非常に大きなメリットです。また、進学休職制度がある場合は、1~2年間休職することが可能です。この間に養成学校に通い、助産師資格の取得を目指しましょう。ただし、資格取得支援制度や進学休職制度については、誰もが利用できるわけではありません。ある程度在籍している職員にしか認められないなど、条件が設けられていることもあります。加えて、多くの場合、制度を利用する者は引き続き同じ職場で働くことが義務づけられています。助産師資格を取得した後もそこで働き続けたいのかをよく考えた上で、制度の利用を申請してください。
勤務形態や制度上、今の職場では資格取得が難しいのであれば、転職して環境を整えるという手もあります。その際は、勉強時間を確保できるかどうか、制度の利用が可能かどうかなど、細かい内容を事前に確認しておきましょう。働きながら助産師を目指すことは可能ですが、決して簡単な道のりではありません。自分にとって最適なルートを選択し、助産師を目指してください。